紙ならではの質感が楽しめるウィリアムモリスなどの紙素材の壁紙。
どうやって貼ればよいか分からないという方に、本日は輸入壁紙の貼り方を紹介します。
紙壁紙のPOINT!
- 壁紙の裏の素材が紙です。
- 壁紙の裏にのりを塗ります。
- 紙素材はのりを塗ると1%伸びるので、塗り終わったら5分待ちます。
STEP1.壁紙をはがす
※当店取り扱いの「強力タイプのり」をご使用される場合は 既存の壁紙は剥がさずに上から貼ってOKなので STEP2からご覧ください!
剥がしたい壁紙にカッターで×印で切れ目を入れます
下のボードまで切らないよう力を入れすぎずに!
切れ目から壁紙を剥がしていきます
根元からゆっくりと引っ張る
ボードが見えるまで剥がすのではなく剥がした壁紙の裏紙が残っている白い状態にしてください
剥がしすぎ注意!
STEP2.壁紙にのりを塗る
壁紙のカットの準備をします
1枚目は、貼る場所の高さ+10cmの長さに印を付けます
カッターでカットします
2枚目以降は、1枚目と柄を合わせてカットします
壁紙の裏にローラーを使ってたっぷりとのりを塗ります
のりが乾いてしまわないように塗ったところからふんわりとじゃばら状に折りたたんでいきます
塗り終わったら5分程置いておきます
(紙素材はのりを塗ると1%伸びるのでのりを馴染ませるためです)
STEP3.1枚目を貼る
5分程置いたら壁紙を貼ります
◆使うもの◆
(1)撫でバケ(2)地ベラ
(3)ジョイントローラー(4)竹べら
(5)カッター&替え刃(6)ハサミ(7)スポンジ
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ロールのまま、床に壁紙を置きます
引っ張りあげてロールを広げていきます
※柄の向きが逆さになる場合はロールを逆向きに巻き直してください
壁紙を上まで引っ張ったら壁にくっつけます
ぴったり貼るのではなく上に5cm程余分をとって貼ります
下も5cm程余分をとってロールをカッターで切り離します
左端は壁のラインに沿って貼ります
のりをたっぷり塗っていれば貼ってからでも壁紙をずらす事ができます
撫でバケを使って空気を抜いていきます
中心から外側に向かって優しくすべらせます
竹べらを使って壁紙にかたをつけます
角に向かって優しく3回程竹べらでなぞります
※強くなぞりすぎると壁紙が破れるので注意!
地ベラとカッターを使い余分をカットします
地ベラを角にぐっと押し当てて外側にカッターを当てて切っていきます
地ベラは角が丸くなっている方を進行方向に向けましょう
下の余りも、上と同じように竹べらで優しくなぞって型を付けます
幅木がある場合は幅木に沿って、無い場合は床と壁の境目に沿っていきます
地ベラを押し当て、カッターを外側に当て余りを切っていきます
なるべく地ベラの角度は床に対して垂直方向に。
カッターの角度も地ベラに合わせてください
上下の余分をカットしたら余計なところに付いたのりを拭きます
壁紙を濡らさないように地ベラでガードし、水で濡らし固く絞ったスポンジで拭きましょう
POINT!カッターの切れ味
カッターの刃は切れ味命!
壁紙のカットの仕上がりは、カッターの切れ味にかかっていると言っても過言ではありません。
こまめに折ることが大切です。
刃を1目盛り出して溝を地ベラの持ち手に押し当てると折ることが出来ます!
刃が飛ばないように親指で押さえて折りましょう。
STEP4. 2枚目以降を貼る
1枚目と同様にローラーとハケを使い壁紙の幅+10cmの範囲で
のりを厚めに塗っていきます
ロールを下から広げて貼ります
2枚目以降は柄合わせがあります
はじめはぴったりでなくていいので大体の合う位置を探して貼ります
壁紙をぺたっと貼って、柄がきちんと合うように壁紙をずらしながら1枚目の端にぴったりくっつけます
輸入壁紙は国産クロスと違い、つなぎ目は重ねずにくっつけるだけでOK!
2枚目以降は柄合わせのロスで、場合によっては何十センチも上に余ります
そのまま作業すると重みで落ちてくるので先に竹べらでかたを付けます
地ベラを押し当てカッターを外側に当て切っていきます
ジョイントローラーを使ってつなぎ目をコロコロ押さえて
つなぎ目が浮いてこないようにします
しっかりコロコロしておくことでのりが乾いたあともつなぎ目が開きにくくなります
1枚目同様、撫でバケを使って中心から外側に向かい空気を抜いていきます
下の余りも切ります
切り方は1枚目と同様です
切り終わったら、はみでたのりをスポンジで拭き取ります
これで2枚目の完成です!
3枚目以降も同じ手順で貼っていきます
右端まで貼っていくと、右に壁紙の余りが出ます
余ったところを内側に折りたたみましょう
折りたたんだら、2枚重なった状態でかたをつけていきます
竹べらでしっかりなぞります
しっかり型が付いたら2枚重なった状態でカットします
地ベラの角がとがっている方を壁の隅に向けカッターを当ててカットしましょう
上下ともに、もし余りが長く出ている場合、5cm程残して先にハサミで切っておく方が作業がしやすくなります
余った部分を竹べらでなぞる
上の時と同様に、右の余りを折りたたんで2枚重なった状態でなぞります
しっかりかたが付いたら2枚重なった状態でカットします
地ベラの角がとがっている方を壁の隅に向けカッターを当ててカットしましょう
ラストスパートです!
上下の余りをカットした後は右端を竹べらでなぞって型をつけます
右端の余りをカットします
地ベラもカッターもなるべく寝かせてカットしていきましょう☆
最後も気を抜かずのりをしっかりと拭き取りましょう!
完成!
完成です!