ロンドンレポート ウィリアムモリス ギャラリー

ロンドンレポート ウィリアムモリス ギャラリー

ウィリアムモリス ギャラリーとは

ウィリアム・モリスの作品と生涯が展示されているギャラリーが、ウィリアムモリス ギャラリーです。

 

ギャラリーはウォルサムストウというロンドンの北東郊外のロイドパーク内にあります。

ここは、もともとはモリスが14歳から22歳までの青年時代を、家族とともに過ごした家でした。

その後は出版者のエドワード・ロイドの息子がここに暮らしたことをきっかけに、1914年に博物館の計画が立てられ、その後の1950年にクレメント・アトリー首相により開設をされました。

建物は典型的なエドワード様式でこじんまりとしています。

2012年に大規模改装が行われましたが、これはより多くの人々にモリスの作品ならびに生涯を伝えることを目的とした改装であり、現在は10,000点を超える作品が展示されています。

 

10,000点を超える作品の数々 

ギャラリー内部には様々な作品が展示されています。

 

例えばモリスがデザインした数々のテキスタイル。

モリスがデザインしたテキスタイルは種類も豊富で、プリントのものや刺繍がなされたものなどもありました。

有名な柄のいちご泥棒なども展示の一部にあります。

 

また、モリスの新婚時代の住まいであるレッドハウス

レッドハウス はモリスが仲間たちと協力して建設した内外装ともにこだわりのある家でしたが、そのレッドハウス の設計図が展示されています。

 

レッドハウス にはステンドグラスや絵画などの内部装飾にもとてもこだわって作られ、アーツアンドクラフツ運動の源流にもなったと言われていますが、ギャラリーには実際に使用されたアイテムも展示されています。

テキスタイルや壁紙、ステンドグラスや家具などの様々なモリスにまつわるアイテムが展示されており、デザイナーとしてのモリスの功績も見れるのですが、このギャラリーの特徴としては、モリスの生涯や人となりという側面を感じられるところです。

作品が生まれるまでの過程でどのような思想やこだわりがあったかということについて詳細に解説がされているためです。

 

カフェやショップも併設

 

カフェやショップなどもあり、勿論ここにもモリスのデザインしたガラスなどが用いられた空間となっています。

モリスのデザインに惹かれる方は、ぜひ一度足を運んでみるのにオススメの場所です。