ロンドンレポート

ロンドンレポートvol.8 ロンドンで人気! コロンビアロード・フラワーマーケット

ロンドンレポートvol.8 ロンドンで人気! コロンビアロード・フラワーマーケット

イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第8弾! イギリスでは新学期は春ではなく秋に始まることをご存知でしょうか? 私もつい最近、大学2年目がスタートし、再び忙しい日常が戻ってきたところです。 今回は、ロンドンのコロンビアロードで毎週日曜日に開催される「Columbia Road Flower Market」に行ってきました。 Columbia Road Flower Marketとは コロンビアロード・フラワーマーケットは、ロンドンでも特に人気のあるマーケットのひとつで、道の片側に花や観葉植物を売る露店が並び、反対側には個性豊かなショップが軒を連ねています。 私が訪れた日も多くの人で溢れかえり、非常に賑やかな雰囲気でした。 クリスマスシーズンにはクリスマスツリー、春にはハーブが並ぶなど、季節ごとに異なる風景を楽しむことができる、ユニークなマーケットです。 日本ではアジサイの季節は6月だけですが、イギリスでは秋の初めまで見ることができ、マーケットにはたくさんのアジサイが並んでいました。 店主のおじさんが 「綺麗なアジサイが2つで10ポンド!お見逃しなく〜」 と声をかけているのも印象的でした。 花の値段は特に安く感じませんでしたが、観葉植物などのグリーンは街の花屋よりもお手頃に感じました。 コロンビアロードには、約60軒の個人商店が軒を連ねており、イギリス国内でも数少ない独自の雰囲気を持つショッピングストリートです。 アンティークショップや雑貨店、カフェなどが並び、日曜日以外の日でも賑わっています。 今回は、その中で見つけたカフェや雑貨店をいくつかご紹介します。 花器やガーデニング用品を扱う「IN BLOOM」 コロンビアロード・フラワーマーケットの端に位置する、花器やガーデニング用品を扱うお店です。 ユニークな花瓶やポットが店頭に並び、店内には手作りの焼き物や伝統的な模様が施されたポットなど、さまざまなアイテムが所狭しと置かれています。 マーケットで購入した植物にぴったりのポットを探すのに最適なお店です。 ガラスの花瓶やインテリア雑貨が豊富に揃う「IN HABIT」 先ほどの店と比べると、こちらはガラスの花瓶やインテリア雑貨が豊富に揃ったお店です。...

ロンドンレポートvol.7 ヴィクトリア&アルバート博物館 2

ロンドンレポートvol.7 ヴィクトリア&アルバート博物館 2

イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第7弾! イギリスでは9月に入って気温が一桁台まで下がったと思ったら20度まで上がったりと週によって寒暖差が激しい季節になっています。 9月が寒い年は、冬にたくさん雪が降ると言われているらしく、今から少し憂鬱です。 今回は前回に引き続き、ヴィクトリア&アルバート博物館についてご紹介します。 前回はカフェとショップについて触れましたが、今回は私が特に興味を引かれた展示物についてお話しします。 この博物館には世界各地のコレクションがあり、美術品というよりは、各地域の文化に根ざした工芸品やデザイン、家具などが多く展示されています。 各セクションでは、時代ごとに変遷を追うことができ、歴史と文化の発展を感じることができます。 驚いたことに、日本の展示室もありました。 サムライや茶道、着物など、日本史を象徴するコレクションが並ぶ一方で、近代になるとロリータファッションやハローキティの柄がプリントされた日用品がショーケースに展示されています。 キャプションには展示物の説明だけでなく、時代背景や日本人の信念に関する記述もあり、イギリスから見た日本の文化を知る貴重な機会でした。 広大なこの博物館の1階はイギリスのコレクションで埋め尽くされており、一つひとつの展示を見るだけでも時間が足りないほど見応えがあります。 中には体験型の展示もあり、当時の生活に触れ、歴史をより深く理解できる工夫がされています。 たとえば、コルセットやクリノリン(ロングスカートを膨らませるための下着)を実際に着てみたり、透明の積み木で自分なりのクリスタルパレスを作ったりすることができる展示がありました。 ウィリアム・モリスの展示もあり、彼はイギリスを代表するデザイナー、クラフトマン、詩人、そして活動家として紹介されています。 彼がデザインした壁紙やテキスタイル、ステンドグラス、デザインの下書き、そして彼の工房でのプリント工程を紹介するビデオも上映されていました。 他では見られない貴重な展示が多く、非常に興味深かったです。 さらに、体験型の展示では、モリスが手がけたブックデザインに見られる装飾 文字を元に、来館者が自分だけのロゴを作ることができるコーナーもありました。 これらの展示は、印刷技術の発展を追うセクションで楽しむことができます。 最後までお読みいただきありがとうございました。 今回は前回に引き続きヴィクトリアアンドアルバート博物館を紹介しました。 興味を惹かれるものがあったら幸いです。 他にもデザインや建築の歴史や展示があるので何かは刺さる博物館になっていると感じます。 是非一度足を運んでみてください。

ロンドンレポートvol.6 世界的にも有名な博物館 ヴィクトリア&アルバート博物館

ロンドンレポートvol.6 世界的にも有名な博物館 ヴィクトリア&アルバート博物館

イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第6弾! 今回は 「ヴィクトリア&アルバート博物館」を紹介します。 イギリスでは、暑くなったと思ったら肌寒くなったりと、寒暖差が激しい日々が続いています。 今回は、V&A(ヴィクトリア&アルバート)博物館に行ってきました。 この博物館はロンドンの中心部に位置し、バスや地下鉄でアクセスが便利です。 V&Aは世界最大規模の装飾美術とデザインの博物館で、全世界から集められたコレクションが145のギャラリーに展示されています。 各ギャラリーは地域や時代、ジャンルごとに分けられており、訪れる人々を圧倒します。 建物のデザインは北イタリアのゴシックスタイルを参考にしており、装飾美術の美術館にふさわしい壮麗な外観と内装を誇ります。 館内は地下一階から五階まで、計6階建ての大規模な造りです。 入館料が無料ということもあり、地域の人々の憩いの場となっています。 私が訪れた日は、夏の暑い日だったため、多くの人が涼を求めて館内に集まっていました。 また、展示物をスケッチしている人や、多くの修学旅行生らしき団体も見受けられ、地域の人々の生活と観光が共存している様子がうかがえました。 館内には、世界初の美術館併設のカフェがあり、ラグジュアリーな雰囲気の中でお茶やランチを楽しむことができます。 カフェは3つの部屋に分かれており、正面から向かって左側の部屋は、ウィリアム・モリスをテーマにしたデザインです。 深緑の壁紙とステンドグラスが美しく、特別な空間を演出しています。 細部にも装飾が施されており、近くに寄ってじっくり見てみるのもお勧めです。 カフェの利用はセルフサービス方式で、カウンターで注文し、商品を受け取ってから席に着くスタイルです。 ウェイトレスはいますが、席の案内はないため、先に席を確保してから注文するのがおすすめです。   今回私は、アプリコットとアーモンドのケーキとアールグレイティーをいただきました。 モリスのデザインが施されたトレイもあり、細部までモリスの世界観に浸りながらティータイムを楽しむことができました。 このアプリコットのケーキは驚くほど美味しく、ショーケースに並ぶ他のケーキもどれも魅力的でした。 ケーキだけでなく、食事メニューも充実しており、ローストビーフなども提供されています。 私が訪れたのは午後3時頃で、20分ほど滞在している間に食事スタンドが閉まってしまいました。 お食事を楽しみたい方は、お昼時に訪れるのが良いでしょう。   正面入口からまっすぐ進むと、すぐにミュージアムショップがあります。 ここでは、展示作品に関連するグッズや書籍、V&Aミュージアム限定のトートバッグなどが販売されています。 このトートバッグはお土産としてもおすすめで、ロンドン以外の街でも持っている人を見かけるほど、イギリス内で人気のアイテムです。...

ロンドンレポートvol.5 モリスの思想に触れる ウィリアム・モリス・ギャラリー

ロンドンレポートvol.5 モリスの思想に触れる ウィリアム・モリス・ギャラリー

イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第5弾! 「ウィリアム・モリス・ギャラリー」を紹介します。   今回は念願のウィリアム・モリス・ギャラリーに行ってきました。 ロンドンの北東にあるロイドパークの中に位置しています。 ロンドン中心部からは地下鉄ヴィクトリアラインの終点Walthamstow Central Stationまで30分弱で行くことができます。 建物自体は1740年代に建てられた典型的なジョージアンスタイルの家で、実際にモリスが14歳から22歳まで住んでいた家でもあります。 中に入るとショップ兼ホールが広がっており、平日にも関わらず多くの人で賑わっていました。 どこから見ようか悩んでいると、スタッフの方がウィリアム・モリスについて軽く説明してくれ、ギャラリーの見方や企画展の説明もしてくださいました。 たまたま企画展「Art Without Hero ‘Mingei’」(2024年9月22日まで)が日本の民芸についての展示を行っていました。 民芸から見出されるクラフトマンシップや手作業での職人技がアーツ・アンド・クラフツ運動と繋がり、今回の企画展に繋がったそうです。 日本とイギリスの繋がりを感じてなんだか嬉しくなりました。 常設展であるウィリアム・モリスの展示は、モリスの主な功績を最初に紹介し、その後モリスの歩んだ軌跡を順に辿るという構成でした。 最初の部屋ではモリスの人柄や反省を彼の彫刻や絵と共に紹介しています。     二つ目の部屋に足を踏み入れると、大学時代にモリスが影響を受けた本や建物が紹介されており、とても興味深い内容が展示されていました。 フランス建築から受けた影響や、教会の建築に魅了されたモリスについて深掘りされています。 その後、モリスがデザインしたレッドハウスの図面やモリスが最初にデザインした壁紙の下書きなど、貴重な展示物がありました。   三つ目の部屋ではMorris & Co.を設立した後の話にフォーカスされています。 モリスの仕事がジャンルごとに分けられており、公共事業や教会関連、他にも海外展開の経緯などが当時の作品と共に見ることができます。  ...

ロンドンレポートvol.4 イギリスに行ったら絶対に行きたい場所、Liberty London(リバティロンドン)

ロンドンレポートvol.4 イギリスに行ったら絶対に行きたい場所、Liberty London(リバティロンドン)

イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第4弾!   イギリスの夏にも慣れてきて、暑苦しい気温が少しだけ恋しいです。 こんなことを言ったら日本に住んでいる方には怒られそうですが、25度にもなれば暑すぎてヒィヒィ言っています。 今回はありきたりではありますが、イギリスに行ったら絶対に行きたい場所、Liberty London(リバティロンドン)に行ってきました。 1875年に創業し、150年近くの歴史を持つデパートです。 モリスが活躍した時代に設立されたデパートで、アーツ・アンド・クラフツ運動やアール・ヌーボーのデザイナーやアーティストと強い関係を築き、これらのデザインスタイルの発展に大きく貢献しました。 アーツ・アンド・クラフツ運動を語る上で欠かせない存在です。 ロンドンで一番賑わっている通り、Regent Streetと中華街のあるSohoの間に位置しています。 19世紀初頭に建てられたリージェンシースタイルの建物が並ぶ中、15世紀から17世紀初頭にかけて流行したチューダー様式のリバティが堂々と建っています。 柱や梁などの骨組みが外に露出している特徴的なスタイルなので、一際目立っています。 これらの骨組みは使われなくなった軍艦から再利用されたオークやチークなどの木材で構成されています。 建物自体が建てられたのは1920年代ですが、15世紀から17世紀にかけて流行したチューダー様式が採用されました。 Edwin ThomasとEdwin Stanley Hallの親子2人によって設計され、ラグジュアリーブランドを取り扱うにふさわしい高級感、オリジナリティとクラフトマンシップに重点が置かれてデザインされています。 中に入ると、ショップというよりはお屋敷のような雰囲気で、リバティならではの重厚感のある雰囲気を感じます。 ですが中は吹き抜けになっているので、重厚感と開放感が両立しており、ここでしか味わえない雰囲気を楽しむことができます。 地下1階にメンズの衣服、1階にはラグジュアリーブランドの鞄や化粧品、ジュエリーなどがあり、2階と3階には女性用の衣服、4階と5階には家具やファブリックなどのインテリアが売られています。 建築に圧倒されたいなら5階まで行って吹き抜けを上から覗くことをおすすめします。 ヨーロッパならではの装飾された重厚感のある雰囲気と、自然をうまく融合させた雰囲気を感じられます。 ファブリックエリアやお土産コーナーでは、もちろんモリスデザインの商品を見つけることができます。 ポーチなどの小さな小物から多くの種類の布地まで、豊富な種類の商品が用意されています。 リバティとアーツ・アンド・クラフツ運動の深い関わりを感じられるのではないでしょうか?   モリスの商品以外にもたくさんの種類のお土産が販売されています。 イギリス土産の定番であるショートブレッドやティー、ファッジというキャラメルのようなお菓子まで揃っています。...

ロンドンレポートvol.3 長い夏の夜に立ち寄りたい 本場のウィリアム・モリス パブ

ロンドンレポートvol.3 長い夏の夜に立ち寄りたい 本場のウィリアム・モリス パブ

イギリス在住の大学生ひなさんのコラム第3弾!   イギリスの夏はとっても日が長いのはご存知ですか? 朝4時くらいにはもう明るく、夜も20時になってもお昼と同じように明るいです。 そのため、夏の夜には外に出かける人が多く、そんな人たちを観察しながらお散歩するのが最近の日課です。 今回はHammersmith(ハマースミス)にあるウィリアム・モリスのパブに行ってきました。 ハマースミスはロンドン西部にあり、モリスが1878年から1896年に亡くなるまで住んでいた街で、彼が実際に住んでいた家もWilliam Morris Society(ウィリアムモリス協会)の活動場所として現存しています。 残念ながら今回は行けませんでしたが、街の東側にあるウィリアム・モリスがモチーフになっているパブに行ってきました。 Weatherspoon(ウェザースプーン)という、イギリス全土とアイルランドで展開するチェーンのパブで、他のパブに比べてリーズナブルな価格で、おじさまから若者まで幅広い年齢層の人たちで賑わっています。 入り口は3ヶ所あり、中はすごく広く、このパブの常連であろうおじさまたちで溢れていました。 モリスの柄が日常生活に自然に溶け込んでいるのがとても素敵だと感じました。 店内には、柳の枝(ウィローボウ)があしらわれたソファ席やチェアがあります。 壁にもモリスの作品が飾られ、パブ全体が彩られています。  他にも、店内にはモリスの逸話やゆかりのある土地の紹介をしている展示物がありました。 モリスとジェーン(モリスの妻)、ロセッティ(モリスの師)の三角関係を"The Terrible Triangle"(ひどい三角関係)と紹介しているものまでありました。  カウンターでドリンクとフードを注文すると、フードは席まで持ってきてくれます。 カウンターでドリンクを受け取る間に、すでにポテトが席まで来ていて、すごくスピーディーでした。 カクテルを2杯頼むとお得に買えるので、イチゴのカクテルとマンゴーのカクテルをそれぞれ一杯ずつ頼みました。 ポテトもほくほくでとても美味しかったです。  トイレに降りていく階段には、1885年にデザインされたタペストリー"Woodpecker"(キツツキ)がありました。 他にも、トイレのサインや細かいところにもモリスの柄が使われていて、さまざまな工夫が感じられました。  今回はWeatherspoonのThe William Morris パブを紹介しました。 機会がありましたら、ぜひ行ってみてください。...