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Tate Britain ― テート・ブリテン ―

Tate Britain ― テート・ブリテン ―

ロンドンのミルバンク地区、テムズ川沿いに立つ国立美術館「Tate Britain」。 1889年、実業家ヘンリー・テートが彼の収集コレクションをナショナル・ギャラリーへ寄贈しようとしたことをきっかけに建てられたビクトリアン様式の建築です。館内には古典的なイギリス絵画からコンテンポラリーアートまで約7点もの作品を収蔵、展示しています。 館内の展示は、年代ごとに区切られています。 19世紀中期から後期の作品エリアには、 ウィリアム・モリスと親交のあった画家ダンテ・ガブリエル・ロセッティの後期の代表作のひとつ、「プロセルピナ」や自身の詩を題材にした未完成作品「サンクタ・リリアス」、また旧約聖書内ソロモンの歌の一節を描いた「最愛の人(花嫁)」が展示されています。 どの作品も細密な描写の人物と自然、独特な色彩表現に引き寄せられます。 【 写真左:サンクタ・リリアス、写真右:プロセルピナ 】 優美な絵画もさることながら、それを飾る額にも画家の個性を反映させたデザインが見られ、「絵画」と「額」を合わせて鑑賞できるのも美術館の楽しさ。 ロセッティの作品を飾る額には点描表現のボタニカルパターンが描かれていました。モリスの描く葉模様も彷彿とさせるような繊細で曲線を活かした美しいデザインは、どこかアーツ・アンド・クラフツを感じさせてくれます。 【 写真:最愛の人(花嫁)】ギャラリー:Tate BritainMillbank, London SW1P 4RG  引用:マナトレーディング株式会社 MORRISWORLD.jp COLMN        

ウィリアム・モリスの遺した言葉 #5

ウィリアム・モリスの遺した言葉 #5

“If I can.” もし、私にできるなら。 初期フランドル派のフランドル人画家、ヤン・ファン・エイクの言葉「Si je puis」。これを英訳した「If I can」をモリスは座右の銘とし、"生活の芸術化"のためさまざまな活動を行いました。ケルムスコット・マナ―に遺る唯一モリス本人が制作した刺繍やレッドハウスのステンドグラスに、この言葉が残されています。  引用:マナトレーディング株式会社 MORRISWORLD.jp COLMN

ウィリアム・モリスの遺した言葉 #4

ウィリアム・モリスの遺した言葉 #4

“There is no excuse for doing anything which is not strikingly beautiful.”美しくないことをするための言い訳など存在しない。 モリスが理想としたのは、ものづくりの喜びにあふれた職人の手による美しいプロダクトに囲まれた暮らし。‟生活の芸術化“が、普段の暮らしをより良いものへ導きます。  引用:マナトレーディング株式会社 MORRISWORLD.jp COLMN

アーツ・アンド・クラフツを感じるインテリア

アーツ・アンド・クラフツを感じるインテリア

ロンドン南西に位置するおしゃれなエリア「Chelsea(チェルシー)」。メインストリート“Kings Road”は、たくさんのブティックやレストランが並ぶ人気のスポットです。 このメインストリートに立ち並ぶアパレルショップやインテリアショップで、モリスの人気柄を使った素敵なディスプレイを見つけました。 モリスの代表的な柄、イチゴドロボウとフルーツをパーテーションの両面に貼ったつくりは遊び心があって印象的。アーツ・アンド・クラフツを感じる古典的な柄をシンプルなアーチ型のパーテーションと組み合わせることで、モダンな雰囲気に仕上げています。 さらに、壁紙のパターンに使われているシックな色をクッションや椅子張地にも取り入れることで空間に統一感が生まれていました。   クラシカルな柄とコンテンポラリーな形のパーテーションを組み合わせる、というエクレクティックな発想はさまざまなシーンに応用できそうです。 店舗:Anthropologie131-141 King's Rd, London SW3 4PW  引用:マナトレーディング株式会社 MORRISWORLD.jp COLMN

ウィリアム・モリスの遺した言葉 #3

ウィリアム・モリスの遺した言葉 #3

“Ornamental pattern work, to be raised above the contempt of reasonable men,must possess three qualities: beauty,imagination, and order.”装飾パターンは、美しさ、創造力、そして秩序を持ち合わせなければならない。 自然を愛したモリス。日常の風景から創造力を膨らませ、植物や花を細部にまでこだわって表現しています。中でも柳は彼のお気に入りのモチーフのひとつでした。 引用:マナトレーディング株式会社 MORRISWORLD.jp COLMN

ウィリアム・モリスの遺した言葉 #2

ウィリアム・モリスの遺した言葉 #2

“ Whatever you have in rooms, think first of the wallsfor they are that which makes your house and home. ”何より部屋においては、まず壁のことを考えるべきである。 なぜなら壁こそが家(家屋と生活の場)を形作るものだからである。 モリスが描いた最初の壁紙「トレリス」が誕生して以降、 2作目の「デイジー」、3作目の「フルーツ」は「壁紙初期三部作」と言われ、今もなお世界中で愛されるデザインとして受け継がれています。 引用:マナトレーディング株式会社 MORRISWORLD.jp COLMN